永遠に続くと思われた3連休が3日で終わってしまった。正直に3日で終わるバカがあるか。出玉規制にでもひっかかったんじゃろか。それでも、初当たりである連休初日、ディズニーランドへ行ってきました。昔、有名テキストサイトの管理人がディズニー激推ししていたのを見た際には、「サブカルはすぐ、エンターテイメント的にディズニーランドは凄いとか言いたがる!」と思ったのですが、凄い楽しかったです。つまり、アレな、エンターテイメント的にディズニーランドは凄いわけよ? 何が凄いって、その、楽しい? みたいな? ディズニーと言えばムーランしか知らなかった私が、ディズニー好きの恋人の教えに従いディズニープリンセスを一通り見て「眠れる森の美女」の美術のカッコよさにやられて、あと3妖精の愛情にホロホロ泣いてしまった後に「マレフィセント」を見に行って、大貧民負けた時よりガチ切れ。「マレフィセント」に割と好意的な評価だった恋人と険悪になる程度には、ディズニー物をたしなませて頂いており、ファンタジア2000は寝た。そんなあからさまにジョン・ラセター以降にハマったニワカディズニーマスターの私による東京ディズニーランド探検記です。皆さんの中にも、ディズニーに行ってはみたものの、急に一人になりたくなって、でもどこに逃げればいいかわからず、結局おしっこ漏らしちゃう人がいると思いますので、そういう人にとっては大変役立つのではないでしょうか? 是非ご活用ください。
冷凍都市から鼠街へ向かう電車の中は、まるで風俗の待合室みたいな状況になってますな?(高座から語り掛けるように) ただ、風俗ならば1人のお客に1人の嬢がつくのでピースフルワールドですが、我々はファストパスを奪い合う敵同士。このファストパスをご存知ない方に説明しますと、国からルンペンに配られる配給券と全く同じものです。配給所の他には、デイリーヤマザキで使えます。詳しく知りたい方は、国の公式ページを読むと、お友達より賢くなれますよ。で、平日に会社に着くより早い時間にネズミーに着いた我々ですが、恋人が誕生日という事も有り、ディズニーのバイト店員から誕生日の人だけ貰える特別なシールを頂きました。これにより、国内に生息するバイト店員から次々ときやすく声をかけられ、「ええい! この国に社員はいないのか社員は!」と憤慨するも、9割がバイトでも最高のスタッフに育つディズニーの教えにより、あらゆる事が何も解決されない、というまるで現代日本を風刺したようなシーンが映画終盤に出てきます。そんな展開の事なんか知らない我々は、さっそくモンスターズインクのなんとかかんとかとかいうアトラクションのファストパスをもぎ取りました。なぜ、モンスターズインクを選んだのか? 該当アトラクションはトゥモローランドエリア内にあるのですが、同エリア内に観覧人数限定のショーの参加抽選が出来る場所があるのです。こちらはePlusより簡単にチケットをご用意して頂けますので、是非立ち寄りましょう。私達はチケットをご用意して頂けませんでした。あと、抽選所の隣が喫煙所で、浮かれた帽子を被っているのに血色の悪いクズが中にいっぱいいる。
抽選後、ファストパスの指定時間までの時間をつぶすべくビッグサンダーマウンテンへ向かい、炎天下で90分待たされ、気づいたら私はなんとなく夏でした。不感症なので、当時から今に至るまでずっと透明少女の良さが分からないんですけど、それに比べてビッグサンダーマウンテンの良さと言ったら! グワーってなってググッときてグイーってなって、たまーにさァーとなるカンジ?
ここまで書いてから、3日が経ちました。ブログの1記事書くだけの時間も取れないというのは、大人として失格なのではないか? いっそここまでを公開して、複数記事にすることも考えましたが、↑までを公開したら、私はきっと満足して、何も書かぬね。それも良いね。そもそもビッグサンダーマウンテンの後、何に乗ったのか思い出せなくなっています。30代でここまで物覚えが悪くなる。周囲の30代もそうと聞く。世の50代以上は、全員白痴と言っても過言ではないのだろう。優しくしましょうね思い出した! スタージェットに乗りました! 高所にあるスタージェットからは、夢の国の外側、工事真っ最中の建築現場の国が丸見えで、ミッキー現場監督が色々なにかしらのチェックしていました。私が乗っているスタージェットが根元から外れたら、きっと遠心力であの国まで飛んでいくのだろうな。その軌道は、きっと2点だけで描かれたベジェ曲線のように美しい。そして、ミッキー現場監督に直撃する私。立ち上がった時に感じる違和感。「これってもしかして…」「私たち…」「入れ替わってる~!?」 入れ替わってないのに、そう言ってしまう程に、脳に致命的な損傷を受けてしまう私とミッキー現場監督。そんなことを考えてしまうほどに遠心力強くて、凄く怖かったです。ビッグサンダーマウンテンより、ずっと怖かった。
そうこうしている内に、オリエンタルランド社員のご厚意により、もう一枚ファストパスが頂ける時間になりましたので、バズライトイヤーのアストロブラスなんちゃらのファストパスをゲット。これを横流しして小銭を稼いで生きていけないか、そんな法の抜け穴は無いか、結構な時間を使って考えていたのですが、モンスターズインコーポレーテッドって入る時間はいまだ訪れないので、やたらガラッガラですぐ入れて時間つぶしによさそうな「ミッキーのフィルハーマジック」へ入場。ふと、初めての入国の時にやたらガラッガラですぐ入れて時間つぶしによさそうという理由で入って、アトラクション終了後に彼女になんて声を掛けたらいいか分からなくなるくらい気まずかった「カリブの海賊」の事が頭をよぎりましたが、それもまたアイカツ。なんて思ってるうちに始まったアトラクション。良かった。うっすら涙浮かぶくらい良くて。めくるめく繰り広げられるディズニー作品の映像と音楽、アニメーション。アニメーション。私にとって、アニメーションがディズニーだったのでした。
