シャンプー

好きな女性声優が使ってるのと同じシャンプーをゴクゴク飲む健康法で、膝関節の痛みは和らぎ、背は3センチ伸びて、肌は真緑になりました。町田市民からは「悪い魔女だ!」と追い立てられて、今は相模大野に住んでいます。ここでは皆、肌が真緑です。市民全員シャンプー飲む系の声オタ。ちなみに、私が好きな声優は折笠愛です。天地無用! 魎皇鬼の魎呼ですね。ロミオの青い空のロミオでもあります。歌声も凄く素敵で「永遠に永遠に星の夢」の名歌唱は聴く度に落涙を禁じえません。好きなエピソードは1stアルバム「淑女超特急」でエディ・コクランのサマータイムをカバーしようとしたらNG食らったという話です。歌だけで言いますと、もしかすると国府田マリ子が一番好きかもしれません。みんな大好き松原みきを筆頭に作曲陣が強力な2ndと3rd限定で。特に2ndは捨て曲が1曲しかない上に、何より録音が曲と本人にマッチしてて凄く良い大名盤です。3rdは急にDavid Bowieのstarmanが入ってくる~Message~がメチャクチャ良くて、次点に「びんづめのうちゅう」「My Best Friends」、後は良くわかりません。この歳になると友が死ぬ事も増えますが、私と一番の仲の良かった友人は一番最初に死んだ友人で、椎名へきる派のレイアースキチガイでした。赤だの赤だの赤だのと大変うるさく「共産党員でもあるまいに! そもそも、なんで赤や? 男なら青一択じゃろ?!」とよく喧嘩になったものです。もちろん、椎名へきると国府田マリ子どっちが優れているかという大変不毛な話題でも喧嘩になりました。「こっち(椎名サイド)は後藤次俊と秋元康でシングル出してるんですけど、そちら様は? 合言葉は?」「うるさい! 作家でみるな! 本質を見ろ! そして、一生真矢と乳繰り合ってへきへき言ってろ!」と松原みきや西脇辰弥を知らないくらい若かった私はいつも劣勢で、それが凄く楽しかった。そして、椎名へきるも国府田マリ子も新譜を出さなくなって、世は声優アーティストの時代を迎えました。声優アーティスト。そのアーティストの中には歌ではないアートも入っているのでしょうか? 私としては、打ち上げ旅行で女性声優の枕に水溶き片栗粉入りコンドームを置くという関智一のパフォーマンスアートが頭一つ抜けている(悪い意味で)のではないかと思うのですが、ただちょっと変なんです。お料理をされてる方は分かると思うのですが、水溶き片栗粉は時間が経つと必ず分離します。いくら女性声優がぶっていたとしても、流石に分かるのではないのでしょうか? それとも、若いと分からないものでしょうか? ちなみに、私は生まれて初めて付き合った女性に「実は女性の腋には小さいポケットがあるよ。凄い便利。見せられないけど」って言われて1年ぐらい信じてました(19歳)。なら分からないのもしょうがないか。その女性も亡くなりましたが。言っておきますが、偽コンドーム事件については疑っている訳でも是としたい訳でもなく、ただ、その中身は水溶き片栗粉では無かったのでは?と思ってるんです。でも、ポケットについては実は本当にあるんじゃないか、とまだ少し疑っています。だけど、私には確かめる相手がない。誰かと夢見る事もない。心はいつでも空回り。ポケットを覗く夢さえ遠ざかる。アア アー アア アー アア。遠ざかる。なので、偽コンドームに詰めるべきは水溶き片栗粉ではなく、シャンプーが良いんじゃないかと思うんですよね。私、ハゲておりましてね。こういうと、先輩方からはお前全然と言われるのも分かりますが、ハゲてんだよ! 分け目がよ、見たらよ、あー、ここ更地になるんだー、って分る筈だよ! 先輩の皆様も最初の頃「ここの駅前、昔もっと人いたよね?」って思った筈で、私、今その時期なんです。なので、ミノキシジルとデュタステリド毎日飲んでます。少なくとも、起きた時に枕を見てゾッとすることが無くなりました。ただ、毛量自体はどんどん減っていってますので、薬の飲み忘れに気付くと心が死ぬ。毛根も死ぬ。毛根の悲鳴や怨嗟が聞こえだす。

「貴様の毛にさえ生まれなければ」
「もっと他人に撫でてもらいたかった」
「陰毛より寿命が短いなんて」

AGA薬の副作用と言われる抑うつ症状に起因した幻聴かもしれませんが、そんなの私だって同じです。もっと他人に撫でてもらいたいですし、もしかしたら、私自身陰毛より寿命が短い可能性もある。私の陰毛は、私より元気で、私の死後も伸び続けるんじゃないかと思っています。無限テロメア。陰毛界のヒーラ細胞。それに比べ、私の髪の哀れな事。せめてもの労りとして、シャンプーはMILBONのVOLUMEを使っています。仕上がり軽やか。天に昇る気分。どうせ地獄に落ちるんです。せめて今だけは。この前までは、トリートメントもVOLUMEに揃えていたんですが、死ぬほど女っ気が無い私の、せめて疑似的にでも異性を感じていたいという願いをかなえてあげる為、トリートメントだけKUNDALのアンバーバニラに変えました。これにより46歳独身男性から香ってはいけない濃いバニラの香りをまとう事に成功。まるで、家に誰か女性がいるみたいです! 怖い! ここには私しかいないのに! とりあえず、バニラの人と名付けよう。あと、香りが強すぎて食事にも影響があり、皆さんはバニラをかぎながら寿司を食べた事はありますか? エグい不味い。でも、夢はかないました。だから私はこれ以上ないほど幸せ。でも正直言うと、ほんの少しだけ想像していたのとは違うけれど、それでも私は幸せ。本当に幸せなはず。まぁ、単純ではないわね、夢がかなうって不思議なもので、少し…そう、複雑なの。それにはある種の代償がある。寿司とか。ってグリンダも歌ってました。だから私は幸せ。

幸せな香りに包まれながら家に帰り、粋ジンソーダの缶を空けたらジンさえも不味い。私はなんて幸せなんだろう。幸せ過ぎて、この頭皮ごとはぎ取ってしまいたい! 家で飲むのは、考え事が過ぎてしまうので好きではないです。最近よく考えるのは、「実は死んだ知人は全員私の事が嫌いで「死んだ」という設定にしていて、みんなどっかで幸せに生きてたりしないかな?」という事です。腋のポケットを信じるくらいですから、私を騙すなんてチョロくて簡単な筈です。だとしたら、私は本当に幸せだな。嬉しくて泣いてしまうかもしれない。バニラの人、そちら側に知人がいるか教えてくれないだろうか。いなかったら、私の考えが正しかったという事で、私は幸せ。いてしまったなら、まず友に、私は君とまた女性声優の話をしたいと伝えて欲しいな。椎名へきると国府田マリ子の今の事や、最近の声優アーティストという風潮や、こちらでは女性声優が使ってるシャンプーを飲むのが流行ってる事を。あと、こうやって皆さんを想ってたまに飲んでしまっている事を。一人酒は、こうなるから嫌いで、楽しい。楽しすぎて、バニラの人なんて爆誕させてしまう。だから私は幸せ。そうでしょ?